焚火と料理と酒と野宿と

キャンプという概念が嫌いだ。あくまで野宿。雨でもテントは張らない。断熱シートも敷かない。ガスストーブは使わない。バーベキューも厭。炊飯をすると、どうしても残飯がでてしまうのでしない。焚火の上に金網を架けるのも避けたい。他人の姿が視界に入るところはNG。女性が同行するのもパス。変な趣味?


ゴールデンウィークの気候が最適

 春の連休は一泊の焚火野宿に行くのが恒例化している。ここ6年は毎年だ。最近4年間は息子も同行するようになった。女性はお断りの、男どもだけの愉しみである。

 本当は年に何回と行きたいのだが、よりによって人出花盛りのゴールデンウイークに落ち着いてしまっているのは、いくつもの理由がある。
 一泊とは言え、普段怠けに怠けているカラダに、野外での作業は後を引く疲れを残す。GWは近年は纏った連休になることが多い。

 気候が適当なのも良い。8歳の息子やゲスト参加の男達は、焚火を趣味にしている訳ではないから装備も貧弱で、冬季にテント無しで眠るわけにはいかない。関西近郊なら、ホームセンターで買えるようなシュラフでも、まあ間に合う時季である。夏にも纏った休みは取れるのだが、信州以北ならともかく、これはもう暑さと虫地獄で、焚火を楽しむどころではなくなってしまう。秋には纏った休みが取れない、というわけだ。

 以前は地形図を片手に近畿のアナ場を探そうと、遠出もしてみたが、往復と野宿地探しに時間と体力を奪われてしまうばかりか、その甲斐があるほど素敵な場所にもめぐり会えなかったので、最近はもっぱら近場の素晴らしくないロケーションで我慢し、焚火時間の長さという実をとることにした。

 しかし年一回に甘んじている最大の理由は「男の世界」の名目では、何度も遊びに出かけられるほど我が家の女性陣は寛容ではない、ということかなあ。