無聊

目を患ってなにもできないとき、たとえばどんなアホなことを考えて10日過ごしていたか、の一例を。

〈和田アキ子の歌まねを「サザエさん」の主題歌(♪おサカナ喰わえた…つうやつ)で演るとウケル…カラオケの「サザエさん」を和田アキ子で歌ってもウケるだろなあ…〉
てなことを延々考えてみたりする。ああ……情けないの極。


眼の腫れと痛みで10日間休業

 眼の腫れと痛みで、仕事を休んでいたのが10日間。これが何とも勿体無い時間だったのである。10日間といえば、あーた、ヘタすりゃ盆正月の休みより長い。オマケに患部が眼だからカラダは元気である。こりゃ絶好のリフレッシュのチャンスかと思いきや、トンデモナイのである。

 散歩にでも出るとすると、両眼が腫れあがって膿が出ているので酷い顔である。恥かしいのでサングラスをかける。近眼なのに度付きサングラスを持っていないから、ピンが合わない。レンズが暗いうえに両瞼が腫れてかぶさっているのでますます見えない。それに激しく痛む。泪もヤニもボロボロ出る。痛み止めの効果が2時間ほどで切れてしまう。自転車など危なくて滅相もない。外出はダメ。

 新聞、読書、テレビ、ビデオ、インターネットは、腫れが片眼だけの時はなんとか可能だったが、両眼におよんではもはやダメ。痛み止めのせいで睡魔も襲ってくる。眼軟膏をつけるのでわずかな視界も曇りガラス状態。オリンピックもどうなっているのかサッパリ知らない。

 眼科医の指示で「アルコール」ダメ。では我が家にやって来たハムスターとでも遊ぶべエ、と思えば、眼のバイ菌がハム公に伝染ったら大変と、家族中に接触を禁じられる始末(俺よりネズミのほうが大切らしい)。おまけにタオル布団その他の生活用品も分離。風呂もいちばん最後の垢湯。それに下を向いたり、急に顔を動かすと眼球がじんわり飛び出てくるような無気味な感触がして、ロクに立ってもいられない。いわんや運動おや。

 仕方ないので、横になって寝ているしかテがない。幸い痛み止めが睡眠を促してくれるのだが、なにせ10日間です。隔離されてただ寝たっきり。2日間ほど小雪がちらついたらしいがそれも知らない。カーテン引きっぱなしだもの。どうせ開けても良く見えない。音楽やラジオでも聞けば良いのだが、残念ながら現在我が家のオーディオ関連機器はすべて故障中。

 布団に横たわり、ぼんやりしている。普通なら天井の節穴でも見つめて…というところなのだが、その節穴が見えない。これ、かなり辛いものがあります。

 そうして、なんともくだらないことを考えているうちに1日が過ぎる。その積み重ねで10日が過ぎ去った。

 さて、あなたならどうして過ごしますか?