おかしな生活リズム

盆が過ぎ、台風が通過して、やれやれようやく涼しくなったと思ったのもつかの間、またぞろ猛暑がぶり返した。まあ、このまま秋になってしまうとは思ってはいなかったけれど、実際、真夏のような暑さに戻ってしまうと、かえって盆前より辛い。これ、精神的なものなんでしょうか。盆前はクーラーなどもケチケチ使って、扇風機で我慢したりしていたのに、今はもう我慢できなくて、クーラーを回しっぱなしである。


生活リズムを整える?

 仕事でもそうだが、終わったと思って一息入れた後に追加訂正が入ったりすると、どうも乗らない。マラソンでゴールして倒れ込んだら、あとトラック2周ですよ、なんて言われても走れないだろう。そんなものか。出勤というものが無くなったうえに、シゴトもパラパラとしかしていないものだから、一日の時間割が自然に移動してきて、変な定着をしてしまった。もっとも充分な収入が見込めないので、ケチ生活を心がけなければならない。先に書いたエアコンもそれ。大阪の真っ昼間は猛烈に暑いので、扇風機で仕事なんて訳には到底行かない。だいたいパソコンもかなりの熱を放出する。冷房を入れずに起動させておくとこりゃ壊れるんじゃないかというほど熱を持ってくるし、あたしもアゴから15秒に一滴は汗がしたたる。

 そんな訳で、自然に深夜から朝にかけて仕事する習慣がついた。夜メシを食らって風呂をつかい、その後机に向かう。だいたいヨル9時頃から、あさ6時まで仕事をする。扇風機のみでね。仕事場の窓から見える公園で子供たちがラジオ体操を始めるのを見てから、軽い朝食を摂って眠る。起きるのがだいたい11時頃である。

 うわ暑いな、と思いつつ昼メシを食べて机に向かうのがヒル頃。あまり暑いとクーラーを点けて仕事をするが、コンディションが出来に影響するような仕事の場合は、作業を深夜の方に回して、外にでてしまう。まあ、資料探しやネタ探し、役所めぐりや買物などである。

 夕方戻ってくる時には、汗ベトベト体ヘトヘトだから、ちゃちゃっとシャワーを浴びて…となると、ビール(発泡酒)でしょ。グイッと飲ると、即座に眠くなってくる。そこで昼寝ならぬ夜寝を2〜3時間程。起きると遅めの晩飯だ。そしてまた…。なんのことはない、12時間が一日になっているのだ。まあ、二期作と言ったほうがいいか。しかしカラダの方はいたって快調である。睡眠不足という感じもない。

 仕事が少ないせいもあるけれど、不思議に午前中寝ていることが社会的障害にならない。だいたい出勤していたときにも午前中の電話などはほとんどなかった。強いて言えば、印刷原稿の入稿が納期ギリギリのときなどに催促があるくらいで、普通は徹夜明けの可能性に配慮してか午後の連絡が多かった。んなもんで、職住が近接していれば、フレックスタイムというのは二期作に行きつくのではないか、と思った次第。

 文庫本の感想文、「大江戸生活体験事情」で、江戸時代は太陰太陽暦を用い、日の出から日没までを一日とすることで合理的なエネルギー消費をしていたことを紹介したが、今のわたしのおかしな生活リズムもエネルギー的には理にかなっているのである。夜間、照明を使って仕事しているのは不経済だけれど、デスクワークにはヒルマだって照明が必要なのである。したがってエアコンの膨大な電力消費を節約したほうが経済的である。地球温暖化抑止にも貢献しているのである! 問題なのはカラダに与える影響だが、これはおいおい長期人体実験の結果をまとめて報告しようと思う。

 早起きして午前中を上手く使うのは素晴らしい一日なのだけれど、夜明けを見、清々しい朝の空気を満喫しながら眠りに落ちる贅沢は、一度やりはじめるとなかなか止められないもんで……。