背が低い意識とは…

調査の結果では、過半数の人が168cm以下の男性は背が低いとの反応。平成19年の日本人男性の平均が170.8cmだから、平均あたりの人でもさらに伸ばしたいと考えていることがわかる。


成長ホルモン、栄養剤、カルシウムなどさまざまな低身長治療がある。

 日本人の平均身長は年々高くなってきているようだが、それに取り残されるように低身長に悩む人も増えてきているようだ。周りが高くなると、自分の低い身長がますます目立つような気分にとらわれてしまい、さらに焦りと不安を増幅させる要素にもなっている。その上カウチポテトに代表されるような、テレビやパソコンにべったりという生活環境から、成長期に必要な運動や十分な睡眠などが十分に得られず、正常な成長に支障をきたしている場合も多い。そんな低身長に悩む若者のために、現在ではさまざまな治療の選択肢が用意されている。成長期を過ぎたから、遺伝だからと、あきらめる必要はなくなってきたのかもしれない。

 そんな治療法の一つに、成長ホルモンに着目した方法がある。これは生活リズムや食習慣の改善に加えて、成長や骨形成に必要な「アルギニン」や「ドロマイト」、「オルニチン」などの栄養素を摂取することで補おうとするものだ。成長ホルモンは、脳の下部に位置する「脳下垂体」で調整されている。脳下垂体の働きが活発になるのが睡眠中で、就寝時に脳下垂体に十分な栄養を送ることがポイントになる。しかし成長ホルモンはその名の通り、年齢とともに分泌が減り続けるホルモンなので、30歳くらいまでに対策を行うことが重要とされている。

 また、栄養を重視する方法もある。これは昔から「牛乳をたくさん飲むと背が伸びる」という考え方があるように、栄養をしっかりとって体の成長を促進するという考え方で、接収する栄養素のバランスを配慮する点に特長がある。骨の材料となる要素にカルシウムがあるが、これだけを過分に摂取してもあまり意味がないようで、ビタミンD群やマグネシウムなども同時に摂らなければならない。こうしないと、カルシウム自体が体内に吸収されないからで、また必須アミノ酸などにも重要な要素があり、こういった栄養素をバランスよく摂り続けることによって、体や骨の成長を促し、身長を伸ばす方向に導こうとする考え方である。
 いずれにせよ、さまざまな方法が発表されサプリメント等が販売されているが、背を伸ばすための基本は、運動・睡眠・栄養など、日常生活の基本的部分をバランスよく管理できるかどうかにかかっているようだ。そういう生活を実践した上で、サプリメントなどを組み合わせて見ることが、身長アップへの近道かもしれない。