うとうとしていたら「アタック25」に出場している夢を見た。

パネルクイズ
▲「ダ、だざい治!」

 W杯たけなわのこの時期、睡眠の不規則化がはなはだしい。ま、あたしの場合は普段から無茶苦茶なので、試合開始時間が決まっている分、かえって規則的になっているとも言えるんだが。どうやら個人によって満たされる睡眠時間のリズムみたいなもんがあるようで、あたしの場合は2の倍数時間じゃないと、どうも寝た気になれない。つまり2時間、4時間、6時間などで、1時間半や3時間で起きてしまうと、アタマがすっきりしない。5時間眠るよりは2時間で起きたほうが、よく寝た気がするというのもヘンだけれど、おかげでサッカーの試合開始が0時と4時というのは、好都合なのだ。でもまあ、その間の2時間には、大概なんだかんだとやることがあって眠るということは無いのだが。

 そんな先日、まあ1時間半ほどウトウトした時に見た夢のはなし。なんとあたしがテレビのクイズ番組に出演しているという、シチュエーションだった。番組は「アタック25」である。もっとも最近、ほぼラジオオンリーの生活なので、テレビはスポーツの生中継しか観ない。なのでこの長寿番組が現在どうなっているのかは知らない。当然、夢に出てきた番組は、むかしの体裁である。司会は児玉清(若いころの)であるが、アシスタント(問題読み)のオナゴは大学時代の同期生という、イキナリ夢ならではのサプライズな展開だ。

 夢もあなどれんな、と思うのは、現場がちゃんと収録風景のセットになっているのである。わたしの回答席は画面から見て左から二番目の席で「青色さん」だったのだが、座ってみると、映らない裏っ側はベニヤ剥き出しで、ボタンの電気コードがガムテープで適当に貼ってある。出題中も、セット右隅の暗がりにしゃがんでいる長髪の汚いADが鬱陶しく、気が散って仕方がなかった。夢とは言え、われながら、こういう細かな演出が施されているのはうれしい。

首尾よくトップ賞を取れたので海外旅行に挑戦したが…不思議だなあ?

 収録は、ほぼ現実の番組通り進んだ。4人の激戦となり、おのおの6〜7枚のパネルを取りあう形となって終盤にもつれ込んだ。当然、あたしも何度か正解し、一度お手付きをして立った。問題は、「日本料理で大人数で食べる刺身の…」と来たところで、あたしは速攻ボタン、「舟盛り!」と答えたのだが、正解は「鯛」だった。問題の全文は憶えていない。

 途中、収録の休憩時間があったので、アシスタントの同級生に、「いや、久しぶり。卒業以来、1回くらい会っただけやなあ…」と声をかけたのだが、八百長と誤解されるのを怖れたのか、無視された。これもわれながら、こういう細かな配慮が施されているところがうれしい。夢だけに、問題数なんかはあやふやで、適当に端折られボカされながら終盤に進み、一枚差であたしがなんとかトップ賞をとった。とはいえ4人がパネルを分け合ったので、端っこのほうに7枚ほどしか取り分がない。

 で、最後に映像を見て問題を当てると、エールフランスでどこやらに行けるクイズをやるのである。ハズスと賞品はカーペット一枚になるらしい。児玉清が嬉しそうに「さあ今回はある人名をお答えください!」と言って、映像が始まったが、なにせ端っこのちょっとしか見えず、最後の人物写真の顔部分は全く見えずじまい。ただ、途中に「岩木山」と思われる山の風景と、小さな運河みたいな風景(玉川上水のつもりか?)がパンして見えたので、やけくそで、「だ、大宰治!」と答えたら、児玉清がニヤッと笑った。「おお、正解か?」、つうところで目が覚めた。夢やのお。

 目覚めてから思ったのだが、この夢、ヘンである。なにせあたしの夢だからして、あたしの脳内知識の範疇の問題しか出るわけがない。となれば、回答者のあたしにとっては既知の問題しか出ないハズなんである。ダントツトップのハズなんである。しかし、全然知らない領域のモンダイが出て、他の回答者がポンポン答えて行くのである。途中、「赤は、こんな事よう知っとるなあ…」なんて思ったこともしばしば。しかも、間違えて立ってもいるのである。ま、一問一問の内容はぼんやりとしか憶えていないので、案外大半はテキトーな問題でデタラメな正解だったのかもしれないが、マジで考えて答えたんですけど。この夢、どげな仕組みになっとるんかね一体。ねえ風呂糸さん、いかに?



あさきゆめみし

まったくばかばかしいことではあるけれど、当欄恒例の夢の話である。まあ夢のことなので奇想天外なことが起きるかと思いきや、結構現実味のある、小市民的な。みみっちい方向へ話が進んで行って、あまり面白くならないことが多い。今回はこんな夢だった。どうどす?2006.6.28記