吹田市役所の日本淡水魚水槽

なんだかんだとチャチャを入れたけれど、自治体のこういう取り組みは良しとしたい。でもウチにいる病菌魚の「オヤジJR」をこっそり入れたら、せっかくの日淡槽も即全滅だろなあ、とちょっと思ったりした。実行してバレたら今度は下手人として町方の奉行所(警察)行きでんな(笑)。2007.1.13記

新春早々の奉行所詣だ。まずは税務署で申告について相談。

日淡水槽1
▲市役所ロビーの日淡水槽を眺む

 年明け早々、奉行所詣でをする羽目になった。このところは下手人呼ばわりされる行為はやっていない筈なんで、町方の不浄役人のほうへの出頭ではない。この度は勘定奉行のほうである。昨年途中からヨメに給金を支払うようにしたため、年末調整の、源泉徴収のと新たな書類の提出を求められたが、書類に同梱の「てびき」のたぐいを読んでも要領がサッパリわからない。ま、並みのアタマをお持ちのかたならカンタンに理解できるのだろうが、こちとら計数に関しては超暗い。というよりカラダがアレルギー反応を起こして拒絶する。なもんで、ちょっと読んでは「てびき」を柱に投げつけるという行為で中断を繰り返してきたのだが、そろそろ提出シメキリ期日が近づいてきた。

 だいたい、こういう「てびき」書の類い、ソフトウエアの「使用許諾同意書」が最たるものだけれど、テメエに関係のない部分がほとんどなのに、全部読破理解させて承諾させたことにしようとする。なんかあったときに、罪を認めさせたり保障を逃れたりする証拠としたいようなのがミエミエなんであるが、あれ、全部読んでる人いるのか? 作るほうもウンザリだろう(特に校閲担当)。全く不毛のシステムだと思うぞ。有事、「28ページの45行目に書いてある通りあなたは追加金を支払わねばなりません」つうように使うんだろうなあ。こんな類いのものに付きあって無駄な時間を使いたくないので、こういう時は腹を括って奉行所本陣に飛び込み、署員に書き方を尋ねながら作成してしまうことにしている。

 で、冬晴れて気温のいくぶん高い日を選んで、息子の自転車を借り、スキー用手袋を装着し勘定奉行所へ。あたしン家から管轄署と役所の集中する辺りにまっすぐ走っている鉄道はなく、バス・タクシーを使わなければ自転車でゆるゆる登りを30分漕がねばならない。うっとこのほうが都会なのになあ。ぼやきながらも冬日の中のサイクリングもたまには良し。まあ奉行所とはある程度の距離があったほうが、精神衛生上、良いようなところもあるし。

 幸い、シメキリ直前ではなかったので混雑もなく、税務署員と45分くらいのトイメンやり取りで一件落着した。良かったのは「てびき」を読んでテキトーに作成していた、あたしの下書きのママではずいぶん損をすることになっていたようである。来年からは、今年のこの雛形を参考にして作成すりゃいいので助かる。しかし役所というのは、煩雑なことをさも当然のようにやらせようとするからなあ。毎月、封書で郵送しろとか。

 まあ、事無きを得て良かったのだけれど、半日潰して自転車漕いで来たわけなんで、いちおう小言の一つも言ってやらないと気が済まない。「もっと手続きをシンプルにできんのか」とぼやいたら、国税庁サイトの「e-TAX」システムもあると返ってきたので、「あれ、あたしのボロMacOS9では、テキストボックスが文字化けして何を打ち込んでいるのか分からず、ゼニ勘定のことにゃ危なくて使えん。国税庁はナニかい?マイクロソフト社からナンボか貰っているんと違うか?」との捨てゼリフを残し、署を出てきた。

続いて市役所へ。用を終え、しばし日本淡水魚水槽を眺めて和む。

日淡水槽2
▲ギンブナ、ムギツク、モツゴ、タモロコ、ヨシノボリ、オイカワ、カマツカ、etc…

 ところがこれで全部済んだわけではなく、役所のほうにも同様の書類の一部を提出しなければならんのである。ふたたび自転車にまたがり市役所へ。コイズミ改革の税源移譲で国税が減り地方税が増えた。なので役所は所得に関する申告によりシビアにならざるを得ない。手間なこっちゃなあ。こちらでも書き足りない部分をその場の指示で補って提出を終えた。

 役所の自販機で缶コーヒーを買い、三畳間ほどのガラス座敷牢に入ってタバコを喫す。しかし役所にある自販機つうのは、大仰なバリアブルフリータイプなので、小銭も入れやすく商品も取りやすい。あれ、健常者でもかなりありがたいもんだ。本当にお客様のことを思うのなら、障害者うんぬんではなく、自販機は全部あのタイプにすべきだと思うがなあ。それが「豊かなクニ」の証しだ。

日淡水槽3
▲1.8mオーバーフロー槽に反射するバリアブルフリー高級自販機群(コレもmy税金が)

 一服つけて、ロビーに設置してある『日淡水槽』を愛でに行く。この役所、3年ほど前から市の「地球環境課」が180×60×60のアクリル水槽に琵琶湖・淀川水系のサカナを多種泳がせて展示している。パネルにも「なにかと殺風景な役所にささやかなうるおいを…」みたいなことが書いてあったが、まことにその通り(しかしこのサカナもナンボかはあたしの税金だ!)。鬱陶しいお役所仕事と付き合わされたあとは、この水槽の前でぼんやりサカナを眺めてから帰るのがあたしの奉行所詣の恒例となった。ただちょっと数入れ過ぎだと思うぞ。